左馬



「左馬」ってご存じでしょうか。

漢字の「馬」という字は、向かって左方向に走っていこうとする馬の象形文字ですが、これを裏返した形、つまり右方向に疾走しようとする馬の文様が「左馬」です。

「左馬」の文様は吉祥のシンボルとして様々な場面で使われてきました。

 ・「ウマ」を裏返し、逆から読むと「マウ(舞う)」に通じ、招福の舞いの意味から。

 ・「右に出るものなし」「左うちわ」にちなんで、吉兆や富の意味から。

 ・「馬」の字の下の部分が、財布の巾着の形をしており、口がよく締まって財が散逸しないという  事から。

諸説いろいろとあるようですが、左馬の文様は将棋の駒や、芸子さんの三味線の胴、また勝運のお守りなどに描かれ、縁起担ぎの対象とされてきたようです。

陶芸の世界では、昔から、新しい窯を築いて火を入れ、最初に焼成する「初窯」のときに、この「左馬」の文様を描いた茶わんを焼くのだそうです。

そして、その茶碗で飲食をすると「中風」にならない、縁起がよいと珍重されてきました。

よく、新築の家の新しいお風呂の一番風呂を頂くと「中風」にならないといいますが、あれと同じ、初物信仰なのでしょう。

陶芸を職業にしていても、新しい窯に初めて火を入れる「初窯」に立ち会える機会は限られています。

このたび、近くの公共施設に新しい陶芸窯が設置され、その試運転に立ち会わせていただく事が出来ました。

塩と水と清酒で窯の四隅を清め、窯の安全を祈願して、初めて窯に火を入れます。

そして、本焼きの窯には、しきたり通り、左馬のお茶碗を入れました。

工夫を凝らし、精魂込めて制作した作品もいったん窯に入れられると、あとは炎任せ。

何度も同じ条件で窯を焼いても、いつも同じ結果が得られるとは限りません。

そこに、「願い」とか「祈り」というようなものが存在するのも、当然のことかもしれません。

新しく築かれた窯から初めて生み出される「左馬」のお茶わん。

それはこの窯で良い作品をた左馬」ってご存じでしょうか。

漢字の「馬」という字は、向かって左方向に走っていこうとする馬の象形文字ですが、これを裏返した形、つまり右方向に疾走しようとする馬の文様が「左馬」です。

「左馬」の文様は吉祥のシンボルとして様々な場面で使われてきました。

 ・「ウマ」を裏返し、逆から読むと「マウ(舞う)」に通じ、招福の舞いの意味から。

 ・「右に出るものなし」「左うちわ」にちなんで、吉兆や富の意味から。

 ・「馬」の字の下の部分が、財布の巾着の形をしており、口がよく締まって財が散逸しないという  事から。

諸説いろいろとあるようですが、左馬の文様は将棋の駒や、芸子さんの三味線の胴、また勝運のお守りなどに描かれ、縁起担ぎの対象とされてきたようです。

陶芸の世界では、昔から、新しい窯を築いて火を入れ、最初に焼成する「初窯」のときに、この「左馬」の文様を描いた茶わんを焼くのだそうです。

そして、その茶碗で飲食をすると「中風」にならない、縁起がよいと珍重されてきました。

よく、新築の家の新しいお風呂の一番風呂を頂くと「中風」にならないといいますが、あれと同じ、初物信仰なのでしょう。

陶芸を職業にしていても、新しい窯に初めて火を入れる「初窯」に立ち会える機会は限られています。

このたび、近くの公共施設に新しい陶芸窯が設置され、その試運転に立ち会わせていただく事が出来ました。

塩と水と清酒で窯の四隅を清め、窯の安全を祈願して、初めて窯に火を入れます。

そして、本焼きの窯には、しきたり通り、左馬のお茶碗を入れました。

工夫を凝らし、精魂込めて制作した作品もいったん窯に入れられると、あとは炎任せ。

何度も同じ条件で窯を焼いても、いつも同じ結果が得られるとは限りません。

そこに、「願い」とか「祈り」というようなものが存在するのも、当然のことかもしれません。

新しく築かれた窯から初めて生み出される「左馬」のお茶わん。

それはこの窯で良い作品をたくさん作り出したいという、祈りの結晶とも言えるようですくさん作り出したいという、祈りの結晶とも言えるようです